ピーナッツの連載70周年、2020年!メモリアルイヤーを迎えるにあたって、やっぱり70年間のスヌーピーたちの活躍は知っておきたいところ。
連載初期と後期の絵を比べるだけでも、その歴史の長さ、深さを感じられると思います。
でもPEANUTSのコミック数は17897話。おまけに連載終了から20年の動向まで把握するとなると、かなりのボリュームになっちゃいますね💦
今回はほんっとうにざっくりで、1950年10月2日の連載開始から2019年までを振り返ろうと思います!私、ながびーぐるが要点を掻い摘んで、解説していきますので、お付き合いください(*´∀`*)
ピーナッツの最初は7紙からスタート!またたく間にみんなの人気者!
PEANUTSの連載開始は1950年10月2日から。当時27歳の若手漫画家だったシュルツ氏は、アートインストラクターとして働きながら、ピーナッツの全身でもあるリル・フォークスなどのコミックを新聞マンガの配信会社に売り込んでいました。
そして1950年に配信会社ユナイテッド・フィーチャー・シンジケートと5年契約を結びPEANUTSの連載開始が決定!
シュルツ氏自身は、かつての自分の漫画名や、主人公の名前であるチャーリー・ブラウンをタイトルにしたかったので、「ピーナッツ」という名前にはかなり不満を持っていました😭
最初はチャーリー、パティ、シャーミーの3人で7紙の新聞でのデビューとなりました✨
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スヌーピーもその2日後にコミックに初登場します(●)´ `・ )
その後、シュローダー、ルーシー、ライナスが登場した頃には単行本が出版されました📚
コミック初期はチャーリー・ブラウンは4歳児、スヌーピーも子犬、シュローダーやライナスは赤ちゃんからのスタートでした🍼1953〜54年くらいから、現在の基本設定がたくさん登場しはじめます♪
ルーシーはシュローダーに恋をしたり、ライナスは安心毛布を持ち、スヌーピーは人間の言葉で考えるようになり、チャーリー・ブラウンはやんちゃ坊主からいつもの優柔不断な「みんなのおなじみ」の男の子になっていきました。
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連載5年目に、シュルツ氏はアメリカ漫画界の栄誉ある賞、リューベン賞を受賞。初めてのグッズも発売され、すでにPEANUTSは全国で人気なコミックとして名を連ねていました🏆
その後少しずつの変化を重ねていき、ピッグペンやサリーも登場!最初の10年でシュルツ氏がかなり試行錯誤した証拠として、キャラクターのデザインがひっきりなしに変わっています😳
例えばスヌーピーの最初の4年間は子犬のような姿が、58年頃まではひょろっと全体的に長いイメージに変わっていきます。そして59年の最後の方でようやく今のスヌーピーに近くなりました🐶
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シュルツ氏のピーナッツ連載までの道のりがわかりやすく漫画に!子供にも大人にもおススメ、まんが版伝記はコチラ→
時代の先を行くキャラクター続々登場!もはやPEANUTSは「文化」に
1960年代〜70年代はPEANUTSの人気が最も飛躍した20年間!ちいさな幸せをピーナッツギャングの絵で表した1962年の絵本「幸せはあったかい子犬」は売上ランキングに1年間ずっと入っていたこともあります😳
そして1965年12月9日には、第1作アニメ「スヌーピーのメリークリスマス」が放送📺
当時としてはかなり珍しい、宗教(クリスマスの起源)を取り扱う、子どもの声優を起用する、劇中に「観衆が笑う」音源を入れない、BGMをジャズにするという挑戦的な試みを、シュルツ氏は監督のビル・メレンデス、プロデューサーのリー・メンデルソンと実現!
なんと、視聴率45%という驚異的な記録を残しています!!!(●)⊙⊙・)それ以降は毎年12月に放送されている、アメリカの伝統となりました☺️
コミックでも、シュルツ氏は常に時代の先を行っていました!1966年にはスポーツだいすきなペパーミント・パティがピーナッツギャングに加入💚 まだ漫画の世界では、女子がスポーツだいすきっ子ということがあり得ないような時代でした。
しかしペパーミント・パティはすぐに野球チームの助っ人として大活躍!チャーリー・ブラウンたちともすぐに仲良くなっちゃいます⚾️
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そして1968年のフランクリンデビューも、ピーナッツ界どころか漫画界、社会的にも重要な出来事になりました!
当時はアメリカで公民権運動という、人種差別をなくしていこうという活動が盛んに行われていましたが、まだ漫画に重要な役割を持った黒人キャラクターは珍しい時代でした。
手紙のやり取りをしていた教師から、黒人キャラクターを出すべきだとメッセージをもらったシュルツ氏は早速フランクリンを浜辺でチャーリー・ブラウンに会わせます。名実ともにメインキャラの一員となったフランクリンがもつ意味はかなり大きいのです!!
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またスヌーピーがNASAのアポロ計画の公式キャラクターに選ばれ、アポロ10号の月面着陸船の名前にもなるという歴史的に名の残る功績を果たしました🌙⭐️今でも宇宙開発で実績を残した人物には「シルバースヌーピー賞」が贈られています🚀
1970年代になると、ジョー・クールやビーグルスカウトなどスヌーピーも変装のプロとなり、コミックのバリエーションもどんどん豊富になっていきました(●)´ `・ )
そしてスヌーピーの親友の鳥にウッドストックという名前もつき、ペパーミント・パティの親友マーシーも初めて姿を現しました♪
ウッドストックはビーグルスカウトなどで活躍し、マーシーもパティと対照的なキャラクターとして、ピーナッツの世界をより広げていきました✨
優しい時代から新時代へ。連載終了は終わりじゃない!
1980年代、シュルツ氏も還暦を超え、作風も落ち着いた感じになっていきます。それでもシュルツ氏は変化を怠らず、1988年にはついにデイリー版の「4コマ」ルールを撤廃してしまいます!
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結果的には様々なパターンのコミック、1コマで表現するコミックなど更に創作の幅が広がっていきました🖋
1990年代からはキャラクターの関係性にも変化の兆しが…?ペパーミント・パティとマーシーのチャーリー・ブラウンをめぐる争いは更に激化し、そのチャーリーにもついに彼女が登場するという、まさかの展開もありました♡
その後結局、別れることになるのがまたPEANUTSらしいです😅 ルーシーも比較的優しくなったのかも?活躍機会が増えた末っ子弟のリランを、ママになったように育てていきます👧🏻
1999年12月に、シュルツ氏はとうとう現役を引退することを決断し、翌1月3日のデイリー版、2月13日のサンデー版の最終回を最後にPEANUTSは連載を終了。
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2月12日に亡くなるまで、ガンとの闘病生活に苦しみながらも描き続けたシュルツ氏はまさに、本人が言っていたように「マンガを描くために生まれてきた」存在でした。
ご存じの通りシュルツ氏が亡くなった後も、その偉大な功績を伝えるべく様々な形でスヌーピーたちは活躍しています!
日本でも原画を展示するイベントが行われ、2000年以降も6話のアニメが放送、またショートアニメ(日本でもテレビ東京系列やNHKで放送)が作成されました✨
また、2015年11月には映画「I love スヌーピー The PEANUTS Movie」も公開!🎥 原作へのオマージュたっぷりな、チャーリー・ブラウンとスヌーピーが奮闘する超大作はその年度のアカデミー賞にもノミネートされています(●)´`・)
スヌーピーたちの人気が特に根強い日本では、専門店スヌーピータウンショップが数多くオープンし続け、今や30店舗を超えています😳
PEANUTSの魅力を伝えるべく2013年にはスヌーピー展が開催。2015年はピーナッツカフェが中目黒にオープンして以降カフェ・レストランとしても充実。2016年からはスヌーピーミュージアムがオープンするなど、本国アメリカと異なる形でスヌーピーの新たな聖地となっていますね╰(*´︶`*)╯♡
2020年、その先は…??
そして2020年、PEANUTSはついに70周年を迎えます!!もうすぐ作者の年齢に追いついてしまうほど長く愛されているスヌーピーと仲間たち、この先彼ら、そしてファンである我々を待ち受けるのは何なのか、気になるところです🥜
スヌーピーミュージアムも再オープンしてどういう展示がなされるのか?これからのイベントは?期待は膨らむばかりですが、コミックやグッズはもちろん、身近にPEANUTSを感じられて癒しをもらえることがもっとできると良いなぁと思います😊
100周年の2050年とか、すごそうですね!!!
PEANUTSの今までをざっくり振り返ってみましたが、やっぱり長いですね歴史…((((;゚Д゚)))))))
ちょっとジャンルを分けて解説してみようと思います♪次回の「ピーナッツの歴史」では、キャラクターの変化に的を絞って見ていきましょう!!