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リラン・ヴァン・ペルト(Rerun Van Pelt)~理屈では誰にも負けない!~【キャラクター図鑑】

ヴァンペルト家のラストを飾るのは末っ子のリラン!

年齢は主要ピーナッツキャラの中でも最も幼いけど、流石ルーシー、ライナスの弟。

純真無垢であるものの、頭の柔らかさと屁理屈の上手さは兄姉に匹敵するほど!とはいえ、クリスマスプレゼントに自転車や犬が欲しなど、ある意味ピーナッツでは珍しい「普通の子ども」の時もあります。

他の子たちよりも一回り小さい視点から、世の中を達観した目で見つめていく、そんなリランについてチェックしていきましょう!!(*゚▽゚*)

リランのPEANUTSデビュー記念日は1973年3月26日。

リランが初めて読者の前に姿を現したのは、まだ赤ちゃんながら、姉のルーシーが外の世界を見せてあげようと家の外に連れ出した時。

感想をルーシーが聞くと「これで全部?」と思わざるを得ないリラン…この世界はリランには狭すぎる…?!

想像力満点なリランがビッグなちびっ子として育っていく片鱗を感じさせるコミックです✨

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と言っても、赤ちゃんリランは突然登場したわけではありません!ライナスやシュローダーとは違い、産まれた描写のあるコミックが、デビュー前に存在します😳

時は少し遡り1972年5月23日…その数日前からママが入院していたことを良いことに、ルーシーはライナスを強制的に家から追い出してしまいます💦

スヌーピー扮する大学生・ジョークールの寮に住まわせてもらったライナスは親友のチャーリー・ブラウンに入院の件を打ち明けていた頃、家にいたルーシーは、男の子の赤ちゃんが産まれた報告をうけます🍼

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独りっ子になりたかったけどそれをライナスに打ち破られ、妹がほしかったのをまだ見ぬ赤ちゃんに打ち破られ愕然とするルーシー。

「まるで再放送 (英語でRe-run) だわ!」だと姉から聞いたライナスはそのままRerun…リランと命名したのです!

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こうして誕生したリランは、約1年のブランクを経て姿を初めて現しました✨

キャラクター「リラン」の性格

リランといえば、スヌーピーと一緒に遊ぶのが大好きで、アンダーグラウンドコミックを描くのが趣味の自由奔放な性格!

活発なスヌーピーが「君がゴールデンレトリバーだったら良かったのにな」と舌を巻いてしまうほど活動的で暴れん坊😂

普通の犬らしくいるのが好みじゃないスヌーピーであることを差し引いても、リランと一緒に遊んでるとくたくたになっちゃうほど、楽しみすぎちゃうんです👶

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想像力豊かなリランはかなり突拍子もないアイデアで漫画や絵を描きます。

幼稚園や学校の絵を描く時間でも、課題とは全然違う内容で自由に描きたいものを描いていたり、隣の席の三つ編みの女の子も毎回のように反応せざるを得ません。

先生からはあんまり良くない評価のようですが…💦💦

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ルーシー、ライナスと同じく頭の回転が早いからこそ、自分より大きい子が相手でも屁理屈で言い負かしてしまう、何も言えなくさせてしまうこともしばしば。

バスケットボールをゴールに向かってシュートするのをライナスに教えてもらうと「なんで?」と入れる意味を問うたり…頭が良いからこそ当たり前のことも疑問でいっぱいになっちゃうのでしょう🏀

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リランのお決まりのシーン「ママの自転車の後ろに乗る」時は、普通の子どもならただ乗っているだけなのに、色んな行事や買い物に付き合わされることの辛さを吐露したり、子ども目線でリアルな愚痴を聞くことができます👂

ヴァンペルト家に生まれたからか、皮肉やつまらないことも可笑しくすることは上手…!ほんとに未就学児か?とも思わせてくれます😂

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好奇心旺盛なリランはスヌーピーと楽しく過ごすことを通して、なんとかして犬を飼いたいと願っています

クリスマスプレゼントに犬が欲しいとサンタクロースに手紙を書くも、姉のルーシーからは、ママがダメだと言ってるものをくれる訳がないと、弟のためを思いつつも厳しいコメント。

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チャーリー・ブラウンにスヌーピーを譲ってくれるよう頼み込むも、有り金16セントじゃ当然の如く乗ってもらえず。

スパイクをニードルスから連れてきてもらった時も、犬だとは認識できず結局帰ってもらうことに…💦念願のワンちゃんを飼う道は険しいようです🐶

リランの人間関係

ルーシー

先ほども初登場コミックのところで書いたとおり、リランとルーシーは姉弟でありながらその面倒見のよさから親子のような雰囲気も醸し出しています

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数の数え方を教えたり、あいさつを教えたり…ルーシーはそれまでのライナスに対する厳しさが嘘のように、リランを育てていきました👧🏻

クリスマスプレゼントに犬が欲しいリランは、サンタクロースにプレゼントしてもらおうと考えますが、ルーシーは丁寧にそれが無理な理由を説明しようとします。わかってくれてるかは別として…

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学校に行きたくないリランはベッドの下に隠れてやり過ごそうとした時も、ルーシーは出て学校にいくよう諭したりと、しっかり世の中の厳しさについて教えるところもあって、頼れる姉さん!

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リランが産まれた当初は彼を邪魔者扱いしていたものの、ルーシーの性格に若干の変化があったからか比較的友好的な関係を築けてるのではないでしょうか😊

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ライナス

ライナスとリランはというと、どうしても兄弟として比較されがち。

ライナスは特に思うところはないようですが、リランは兄が安心毛布を持って、もう片方の手の親指をしゃぶってる姿を見て「お兄ちゃんとしてどうかなぁ…」と不安になってしまうところがあります😅

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カボチャ大王を待っている時も、賢いリランは半信半疑で、預言者であるかのようにライナスがカボチャ大王布教活動に勤しんでいる時も付き添いのリランは「僕は半預言者なんだ」と他人のふりをして遠くから見ていたりすることがあります🎃

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ルーシーほど末っ子の弟・リランと絡んでる様子は見られませんが、なんとなく兄よりも一枚上手なのかなと感じさせてしまう場面が多いですね!

ちなみにライナスの記事でもカバーしている内容ですが、リランとライナスの見分け方は髪型と着ているものにあります。

リランは髪が頭の後ろまで達しておらず、鳥の巣みたいな髪の毛になっています。着ているものも、80年代までは無地のシャツがメイン、90年代からはオーバーオールを着ています✨

ただ、90年代以前はまだシュルツ氏のリランの描き方が安定しておらず、たまにセリフを見なければライナスと見分けが全くつかないケースもあったり…

シュルツ氏はリランを登場させたことを当初は後悔していたとも言われていますが、90年代になって孫が育ってからはネタが豊富になりようやく存在感を取り戻した経緯もあり、それまではいかに扱いづらいキャラであったかを物語っていますね🤔

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チャーリー・ブラウン

リランにとって、普段チャーリー・ブラウンは大好きなスヌーピーの門番のような存在。

どうしてもスヌーピーを譲ってもらえないリランは、スヌーピーを一緒に遊びに行くときにチャーリー貸し出してもらいます🐶とはいえ、スヌーピーも犬らしく遊ぶことは大嫌い(たまに違うけど!)

なので大体は何らかの理由をつけて誘われても遊びにいきたがりません…

チャーリー・ブラウンはそれを察してか、的確に丁重に断ることも多々あります。犬を飼いたいリランにその責任を教えてあげたり先輩な姿を見せることも。

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チャーリー・ブラウンも一度、リランに野球チームの勝利をプレゼントしてもらったことがあります⚾️

ルーシーがシーズン最初の試合にグラウンド連れてきたリランはまだ哺乳瓶を持っている頃。硬球のボールなんか捕れるはずもなく、逃げるしかありません🍼

しかしひとたび試合に出ると、相手ピッチャーは小さすぎてストライクを投げられない…!

結局リランの押し出しフォアボールが決勝点になり、チャーリーのチームは初戦初勝利という快挙を成し遂げました

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しかしなんと、リランが試合の勝ち負けに賭けをしていたことが発覚し、没収試合となったことから幻の勝利になってしまいました😭

リランはチャーリーチームに賭けていたけど、なんとなんと!相手チームに賭けていたのは…スヌーピーでした…笑

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チャーリー・ブラウンは特技・ビー玉でリランを助けたこともあります!

初心者狩りをするビー玉のジョーに、ビー玉コレクションを取られてしまったリランを見て、チャーリーは特技で仇を討つことを決意。見事な腕前で全てのビー玉を取り返してみせました✨

颯爽と去るヒーローをまるで名犬シェーンのように呼び戻そうとするリラン…この時のチャーリーはカッコよく映ったに違いありません☺️

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スヌーピー

リランとスヌーピーは初めて会って以降、友達のような存在。

まだ哺乳瓶を持ってた頃のリランに「やぁ新入りくん!」とほっぺを舌で舐めたり、一応スヌーピーの方が人生(犬生?)の先輩なので大人な態度をとります🐶

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先ほどチャーリーの部分で挙げた野球賭博事件でも賭けをリランとしたりと、なんだかんだで仲良くしてる場面もあったり。

90年代になってリランの登場機会が増えると、遊びに誘われる機会が急増。

しかしスヌーピーにとっては犬らしく振る舞うよう求められるのは嫌だし、面倒だから何かと理由をつけたりして断ります💦

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そんなリランは時々クッキーをエサに遊びに誘い、犬を飼えない気を紛らわすのです🐶

嫌々な時も楽しそうに遊びに付き合っている時もあるのを見ると、スヌーピー、満更でもないように思えます✨

トランプを使って摩訶不思議なゲームをしたり、ビー玉を宙にたくさん放り投げたり…人間の子どもみたいに自由に遊べる時は楽しんでるみたいですね♪

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スパイク

犬を飼いたいリランのために、スヌーピーがリランに頼まれ、わざわざニードルスから呼び寄せたことがあります。

スパイクは住み慣れた砂漠、そして愛するサボテンとのお別れを惜しみつつ、チャーリー・ブラウンたちの住む町へ向かいます。

が、リランはスパイクを犬だとは、少なくとも自分が想像してたような犬だとは思ってもらえずあえなく帰ることに😭

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ルーシーの後ろに隠れているリランはスパイクを振ってしまいます。

スパイクとサボテンの再会も、まるで嬉しいかのように帽子をトゲで掴んで離さないサボテンでした🌵💦

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2003年放送のアニメ「スヌーピーのクリスマスプレゼント」では上記のようにリランがクリスマスを楽しく過ごせるようにスパイクに来てもらいますが、コミックの話と逆にリランはスパイクを大歓迎し、一緒にいっぱい遊んだり、ママの自転車に乗せてあげたりしました✨

既にチャーリー・ブラウンが持ってた写真でどんな犬かわかっていたということもありますが、クリスマスに楽しい時間を過ごせたみたいです🎄

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三つ編みの女の子

リランと関わるキャラクターで欠かせないのは、名前が明かされていない幼稚園で隣の席に座る女の子。

お絵かきの時間に、先生に言われたものを描かずに別の絵を描くリランをたしなめたりと、リランとは対照的に良識ある女の子。

ところが実はあるトラブルが起きてしまいます…幼稚園での生活に飽き飽きしていた彼女に、リランは「一緒にパリへ行かない?」と誘うのです。

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全財産は50セントしかないので当然無理な話、冗談のつもりだった。

しかしなんと、三つ編みの女の子に話したことは彼女のママ、先生を経由し、校長先生にまで誇張されて届くという事態に。

そしてリランはまさかのセクハラで停学処分を言い渡されてしまいます…!!大人の世界でも起きうることが子供に普通に起きるのがまさにピーナッツですね。

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ある意味、幼稚園・学校でリランと対照的な人物としてセットで登場していることから、よりリランの奇想天外さが際立ちますね😳

リランの好きなもの

リランが好きなのは、もちろん、スヌーピーと遊ぶこと!!

あの手この手を使ってスヌーピーを誘うも失敗してしまうのが良くあるネタですが…先ほども紹介しているので、スヌーピーに遊ぶのを断られた集をご覧ください✨

直々に自己紹介までスヌーピーと遊びに行く約束をしに来たリラン。

一緒にボールあそびをしようと言われたスヌーピーは聞いた途端に玄関から戻ってしまいます💦

「楽しかったかもしれないでしょ!」と言うリランの声は届かず…犬っぽい遊びをスヌーピーとするのはやっぱり難しそうです🐶

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「おーいワンちゃん!」と、木の棒切れを持ってスヌーピーに飛び越えるよう言うリラン。

それでもスヌーピーはピョンと跳ぶように棒をくわえ、崖から落としてしまいます。帰ってきて「僕はワンちゃんじゃないよ」とクールに振る舞う。

普通の犬みたいに楽しくするのはプライドが許さないのはもちろん、リランの方がこの世界では後輩。

そんな子にワンちゃんって言われるのはイヤだったのかもしれないですね😅

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棒をとりに行かせて遊びたいリランはいつものようにチャーリー・ブラウンの家に、スヌーピーを借りにいく。

玄関先まで来たチャーリーは家にスヌーピーを探しに戻っていくが、全く玄関にこない…シビレを切らしたリランは「聞いてるの?」と誰もいない扉に向かって語りかける。

多分それじゃ遊んでくれないから、聞きにすら行かなかったのかも…?

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リランにとって、紙と鉛筆やクレヨンを持つ時間は、芸術センスを発揮する時!

いつも先生が言われたこととは全く違う、壮大な風景画を描いたり、色んな登場人物が現れたりする夢が溢れる絵を描いている…実際の画力がどうかは別として、想像力がすごいんです😳

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90年代後半からよく描いているのは、普通の幼稚園児からは考えられないアンダーグラウンドコミック…!📚

例えば海賊ジョン・ロング・シルバーやテニス選手のビリー・ジーン・キング、ダフィーダックなどスター揃いの漫画を描いたりするも、先生からの評価はお察しのとおり…仕方なくルールに従います💦

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リランの嫌いなもの

言わずと知れた、ママの自転車の後ろに乗せられるシーン。

リランはどうすることもできず、ただママの買い物や用事に付き合わされるしかありません💦つまらない時間も、何か楽しみを探そうと模索するコミックも見られます😂

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バスケットボールをゴールにシュートするのが夢なリラン。

しかしなかなかボールは言うことを聞いてくれません…分からず屋なボールがちゃんとゴールに入ってくれるように、罰を与えたり放置したりするも、いつも結果は同じ🏀

果たして初めて得点を決めるのはいつか?!

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何かと上のきょうだいの存在感が強いヴァンペルト家に産まれたリランは、風評被害に遭うことも多々。周りから兄弟の話をされるのが苦手な様子も見られます。

そんな姉や兄がいること指摘されるも存在を頑なに否定することや、クセの強いルーシー、ライナスの2人がいれば変人の免疫がつくはずだと言ったりすることもあります。

しかしこの時は家から追い出されてしまいます💦💦頭が良すぎるからか、上の2人の弱点が際だってしまうのかもですね。

おすすめコミック

初めて外に出てから2日経ったリラン。

砂場で遊びながら、生まれた時はみんなチヤホヤしてくれたのに誰も周りにいないことを嘆きます…

「まだ1歳なのに僕はもう過去に生きてるんだ!」と、とても1歳とは思えない思慮深い彼を垣間見ることができる回です🤔

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数え方を教えるルーシーは指の数で「これはいくつ?」と聞きますが、リランは「4つ」ではなく、「親指以外」と答えます。知っているけどわざとなのかどうか…

リランの頭の柔らかさがうかがえると同時に、ルーシーのお姉さんな一面も見えるコミックです

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「漫画を描くために生まれてきたんだ」とも語るシュルツ氏は幼い頃からその絵のセンスを学校で発揮していたと言われていますが、リランも同じように幼稚園で自分の溢れんばかりの想像力を発揮しようとします。

しかし場所も狭くて描けるものは限られてくる…後期、特に99年頃にはまるで幼い頃の自分を投影していると言わんばかりの、漫画を描くコミックを見ることができます。

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遅咲きで強烈な個性!!

リランのコミックの年代を振り返ってみると、大体がデビュー当初・そして90年代。

ルーシーやライナスは弟というだけでネームバリューはありますが、それだけではその2人と同じだったり赤ちゃんのやってることをしたりしてるだけになってしまいます。

シュルツ氏もデビューから数年後に陥ってしまったリランネタ切れを90年代には見事克服し、スヌーピーと遊ぶのが大好き、わんぱくで芸術センス(?)にあふれる独自のキャラとして再出発させました😆

元気だけど理屈で攻められると手が出なかったり通用しなかったり、そんな上のきょうだいの特性も引き継ぎつつ自分にしかない魅力を発揮するリラン、実働期間以上に人気なのも納得できます(*´ω`*) 特に90年代後半の存在感はバツグンです!!

ピーナッツキャラの中では最も幼いかもしれないリラン、最初でも述べた通り名前の由来は「再放送」の意味。

でもそんな彼も強い個性を得て、再放送どころか特別オリジナル番組…まさに大器晩成という言葉がピッタリなキャラクターなのです☺️

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さてようやくヴァンペルト3きょうだいの紹介が終わりました!

次回はいよいよ、ベートーヴェンを崇拝する若き天才トイピアニスト・シュローダーの記事となります!

  • 「どうしてピアノを始めたの?」
  • 「彼を好きなルーシーのことをどう思ってるの?」

…たくさんの質問に寡黙な彼が答えてくれるかはわからないので、一緒に答えを見つけにいきましょう!乞うご期待!!

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